本学名誉学長の森田実先生が逝去されました。
森田 実(もりた・みのる)氏
東日本国際大学名誉学長、政治評論家
2月7日午後2時26分、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で逝去されました。告別式は2月15日午前10時から東京都品川区西五反田の桐ヶ谷斎場で営みます。喪主は令夫人の茂子(しげこ)様。
後日、いわき市内でお別れ会を開く予定です。
著書に「森田実の言わねばならぬ 名言123選」「森田実の永田町政治に喝!」「二階俊博の新たな挑戦」「中国古典 再学習のすゝめ」など著書多数。近著として「ふくしまから地球文明の未来を」を上梓されました。
中国・山東大学名誉教授、東日本国際大学名誉教授、東日本国際大学「森田実地球文明研究所」所長。
追悼
東日本国際大学 名誉学長 森田実先生
森田実先生は、1932年静岡県伊東市にお生まれになり、東京大学工学部卒業。出版社での編集者を経て、政治評論家として独立。テレビ、ラジオ、新聞、著作など幅広い言論活動を続けてこられました。本学においては、名誉学長、森田実地球文明研究所長として、教育・研究活動に注力されました。わたくしに、「いわきで中等教育に尽力しなさい」と御指南くださったのも森田実先生でした。いわきをことのほか愛し、いわき、ことに本校へのご訪問を常に楽しみにされておられました。
本校においては中学校・高等学校の「論語」「倫理」に関する授業もしていただき、多くの生徒に感銘を与えるお話をいただきました。また、本学において、「森田実賞」が創設され、その第一回受賞が、本校文芸部となりました。さらに、本校の2階職員室前には、森田先生の著書の一部を「森田実文庫」として設置し、多くの生徒さんに読んでほしいということで著書を寄贈いただいています。
本校における「論語、倫理」の授業には、ことのほか、熱心で、令和5年度授業のために『中庸思想の源流〜東日本国際大学附属昌平中学・高等学校「道徳・倫理」教材〜』を新たに書き下ろされて、令和5年度授業に臨む準備をされていました。この教材は、孔子とアリストテレスを取り上げ、孔子については中学校の「道徳」授業での教科書に、アリストテレスについては高校の「倫理・社会」の副読本として用いることになっています。
本校に対して、森田先生の口癖は、「世界で活躍する人材、地域を支える人材、日本の未来を構築する人材をつくる学校であってほしい」ということでした。
森田先生の遺志を受け継ぎ、わたくしたちの学校を、素晴らしいものにしていきたいと心新たにスタートを切りたいと決意しております。
森田実先生のご冥福をお祈り申し上げます。校長 千葉義夫