福島県いわき市にある中高一貫学校「東日本国際大学附属昌平中学高等学校」

進路実績

令和6年度(令和7年3月卒) 進路実績

R06.11.1現在

【合格大学】

【合格短大】

【専門学校】

【内定企業】

【その他】

 

過去の進路実績

 

合格体験記

防衛大学校 理工学専攻 合格

松本 唯さん

私は昌平高校の推薦入試の面接で「卒業後防衛大学校に進学して自衛官になりたいです。」と言い入学しました。そこからは3年間第1志望防衛大学校にして文武両道に励みました。見事3年後の今、合格することができ、とても嬉しいです。私は5歳の時に東日本大震災を経験しました。その際、救助・復旧作業を行う自衛官の姿を見て子供ながらに憧れを持ち、自衛隊という組織に興味が湧きました。そこから、イベントやテレビで見る機会が増え自衛隊の中でも戦闘機のパイロットになりたいと思いました。戦闘機のパイロットになるのには、防衛大学校か航空学生の道しかありませんでした。なぜ、2つ道があったのに防衛大学校を選んだかというと、パイロットの適正に外れた時に他の道にも進むことができ、ここでしか学べない防衛学を学べる、そして何より、12年間続けてきた少林寺拳法ができるということに惹かれたからです。

ここからは私が受験までに何をしたかお伝えします。とりあえず、誰に何を言われようと志望校を変更する気はありませんでした。「難関だから落ちる、その勉強量、成績じゃ無理」とたくさん言われてきました。それもそのはず、私は最後の最後まで模試はE判定でした。自分自身でも落ちる覚悟がありました。本当に受験前後2か月は本当に17年間で1番と言っていいほど辛かったです。夏休みは学校に来て勉強し、友達と遊んで、少林寺拳法の修練に行って、帰ってきて勉強してなので体力的・精神的にきつかったです。でも、睡眠時間を削ることは絶対しませんでした。寝ないと、集中力も低下し脳の回転も遅くなるからです。だから、最低6時間は寝るようにしていました。受験は9月中旬にありどこよりも早かったです。早いのに範囲も広く、高校の授業だけでは間に合いませんでした。でも私は塾には行きませんでした。勉強するのが好きではなく必要最低限の知識だけでいいと思ったからです。なので、防衛大学校を目指している他の受験生に比べたら劣っていると思います。そこで学校を最大限利用しました。昌平高校は分からない問題を聞きに行くとマンツーマンで納得するまで教えてくれます。休日・夜遅く校舎を解放してくれ、塾に行くよりもお金も移動時間もかかりません。何より辛かったのは、受験の1週間前が3年に1度の公開文化祭だったことです。準備の時は職員室で勉強していました。廊下から聞こえてくる楽しそうな声、BGMはほんとに辛かったです。自分はこんな勉強しているのに周りは楽しそうで羨ましかったです。その反面、ここで踏ん張ったら受かると思っていました。先ほど書いたように模試はE判定で焦っていました。でも、模試と系統が違うのでもしかしたらがあると思い、過去問、類似問題だけをひたすら解きに解きまくりました。それがよかったのか、似た問題がたくさん出て、時間に余裕をもって解けました。個人面接や集団討論があったので対策を練りました。個人面接はこの人材は自衛隊に必要と思わせたかったので自分をたくさんアピールする方向で考えました。集団討論は地域事務所で練習させていただき感覚を掴みました。私は学校が終わってそのまま特急に乗って受験会場のある仙台に1人で向かいました。道中過去問など一切見ませんでした。分からない問題が出てきても自分では解決できない問題ばかりだから、ただ焦ってしまうだけだからです。当日、会場は東北各地から来た頭の良さそうな人ばかりで自分がこんな場所にいていいのかと思っていました。受験が終わっても気は抜けませんでした。ここからが本番だと思っていたからです。合格発表の次の日には一般採用試験だったからです。ここでは、国立・有名私立大を第1志望とする人が滑り止めとして受けてくるので、倍率がぐんと上がります。推薦入試で落ちたと思っていたので本当に死ぬ気で勉強しました。遠足にもいかず、友達と遊ぶのも控えました。頑張りに頑張り、推薦入試の結果がまさかの合格でした。8:30教室でスマホを見て本当に自分が合格したのか疑いました。母と電話した時、スマホの向こうで泣きながら喜んでいるのを聞いて、我慢していた涙が流れました。横にいた友達も一緒に泣いてくれてその日だけは世界で自分が1番幸せだと感じました。受験で大事なのは、自分自身を信じること強い芯を持つことだと思います。

最後に3年間で少林寺拳法の県大会、全国大会、世界大会に出場し結果を残すことができ、志望校に合格できたのは昌平高校だからだと思います。防衛大学校に合格したことによって、夢に近づくことができました。ここからまた気持ちを入れ、夢を実現できるように日々精進して日本の国防に貢献できるようにします。

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