1月15日(水)に東日本国際大学健康福祉学部の金成明美先生を講師に招いて、福祉コース16名がサポーターや重り、ゴーグル、耳栓などを着用し、高齢者になりきって普段普通に行っていることの不自由さを体験しました。
本日のミッションは、階段の昇降、自販機で飲み物を買う、ショーケースの展示物から情報を読み取る、ベッドに寝る、テレビを見てみるなどです。
サポーターを装着することで関節が曲がりにくく、視野を狭くするゴーグルにより階段の昇降は非常に怖く感じました。耳栓をしているので声はこもり、徐々に会話のボリュームもあがります。2本ずつ指を固定する手袋では100円玉の扱いが難しく、ようやくコインを入れてジュースを購入しました。ショーケースの展示物にあるサインは、どなたのものなのかを読み取るミッションでしたが、視野が狭く周囲が濁って見えるため、欲しい情報は正しく届かないこともあり、多くの事に興味を持ちにくい環境になってしまっていることを痛感しました。体験終盤、介護実習室にあるベッドに横になってみた時、やはり疲れていたのかなんだかホッとしている様子でした。
介護に携わるという事は、不自由さを知ることが大切です。今日の体験を通して、高齢者の生活が自分たちとはいかに異なるかを知ることができ、貴重な体験となりました、